人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ゼッケン

ゼッケン_a0122144_21442163.jpg


長女の小学校の体操服には、名前入りのゼッケンを縫いつけなくてもよいのですが、

私が通った小学校は、クラスと名前の書いてあるゼッケンを縫いつけていました。

運動会前に親が買ってくれる新品の白い体操服に袖を通すのが

とても嬉しかった。

しかし、ズボラでお裁縫の苦手な母。

私のゼッケンを思いっきり斜めに縫いつけてくれました。

「コレ、曲がってついてるよ~!」と文句をいうと

「斜めに立っていれば判らないよ。」と笑う母。

一瞬、右斜めか左斜めか、考えてしまったが結局自分で縫い直すことに。

小5だったと思う。

私自身、親に似てお裁縫が大の苦手。

縫い直すのも前と後ろを縫いつけてしまい、剥がしては縫い直し

イライラ泣きながら体裁よく仕上げました。

母はとてもとても変わった人です。

私が中3の時に不登校だったことがありました。

休んでいても給食費は支払うのですが、

それに納得のいかない母は、当時3千円位の給食費を1円玉と5円玉の小銭のみ、

ビニール袋に詰め込んで私に学校まで届けさせました。

嫌だったー。前夜から、小銭を数えている時から凄く嫌だった。

そして数え終え袋詰めした時の母の満足そうな顔、天下をとったかのような笑み。

届ける為だけに珍しく学校へ出向かせられる私。

全部がイヤでした。

普通の一般的な感覚を持たない母との生活は、当時の私や家族をとても苦しめました。

しかし、それも個性だし。仕方ないし。と自分に言い聞かせます。

今でも育ちの感覚が一般的か否かを、確認しながら送る毎日です。

私がずれている事で子供たちが傷ついたらと、考えない事は無いです。

ほんとに、変わり者の母を持つと、、、困ります。今でも。

by 36kakatootosi | 2011-09-23 22:23 | 日々のこと