ゼッケン
長女の小学校の体操服には、名前入りのゼッケンを縫いつけなくてもよいのですが、
私が通った小学校は、クラスと名前の書いてあるゼッケンを縫いつけていました。
運動会前に親が買ってくれる新品の白い体操服に袖を通すのが
とても嬉しかった。
しかし、ズボラでお裁縫の苦手な母。
私のゼッケンを思いっきり斜めに縫いつけてくれました。
「コレ、曲がってついてるよ~!」と文句をいうと
「斜めに立っていれば判らないよ。」と笑う母。
一瞬、右斜めか左斜めか、考えてしまったが結局自分で縫い直すことに。
小5だったと思う。
私自身、親に似てお裁縫が大の苦手。
縫い直すのも前と後ろを縫いつけてしまい、剥がしては縫い直し
イライラ泣きながら体裁よく仕上げました。
母はとてもとても変わった人です。
私が中3の時に不登校だったことがありました。
休んでいても給食費は支払うのですが、
それに納得のいかない母は、当時3千円位の給食費を1円玉と5円玉の小銭のみ、
ビニール袋に詰め込んで私に学校まで届けさせました。
嫌だったー。前夜から、小銭を数えている時から凄く嫌だった。
そして数え終え袋詰めした時の母の満足そうな顔、天下をとったかのような笑み。
届ける為だけに珍しく学校へ出向かせられる私。
全部がイヤでした。
普通の一般的な感覚を持たない母との生活は、当時の私や家族をとても苦しめました。
しかし、それも個性だし。仕方ないし。と自分に言い聞かせます。
今でも育ちの感覚が一般的か否かを、確認しながら送る毎日です。
私がずれている事で子供たちが傷ついたらと、考えない事は無いです。
ほんとに、変わり者の母を持つと、、、困ります。今でも。
by 36kakatootosi | 2011-09-23 22:23 | 日々のこと