長女の故郷
数日前、長女とサイクリングしてきました。
通学路から見える小高い山。今年は、なかなか春の色になりません。
長女のいる場所(農道)は一年前まで通学路でした。
しかし、熊が頻繁に出没するので公道が通学路になりました。
長女も私も農道を散歩するのが好きでした。
春は道端に沿うようにして水仙が咲きます。
農道から見える荒井川の流れも音も変化する水の色も
毎日楽しんで眺めていました。
「私はカゾノが大好きなんだ。大人になってもずっとカゾノで暮らしたいなぁ。」と時々言います。
長女の中には、自然の風音や川のせせらぎや土の香りや虫の羽音、
色んなココが詰まっているんだろうなぁ。
私には故郷がなくなってしまったけれど
私がカゾノに腰を据えて頑張る事で子供達には故郷が出来る。
故郷が無いのは寂しいこと。時々泣きたくても泣き場所を失ったような喪失感が悲しみを倍増させる。
だから、夫ともここで頑張ろうと話すのです。
子供達には帰れる地元を作ってあげたいのです。
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by 36kakatootosi | 2012-04-03 14:17 | 子供