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昇段試験

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2冊の柔道手帳があります。

長女のものと・・・なんと!私の。

先日、柔道の昇段試験がありました。

長女は無事に一級合格。4試合中3試合勝ち見事合格です。

そして、私は2級の審査を受けて合格。

立礼・受け身が出来れば誰でも受かるそうですが、40歳過ぎての受け身の練習はとてもキツかったー!

何しろ体を動かすことが何よりも嫌いで、十四歳の時ハードルの競技中に腕を骨折して以来、運動とはすっかり縁遠くなっていたので恐怖が先立ち、運動=恐怖のイメージが消えていませんでした。

そんな私が、運動するなんて。しかもよりによって柔道を始めるなんて・・・。

色々な不安はありましたが、昨年末くらいから娘の準備運動に付き合う事から始まりました。

最初は、肩回しをすれば肩が外れそうに痛み首を回せば気持ち悪くなりしゃがみ込むことが暫く続きましたが、数か月過ぎるとでんぐり返しや後ろまわりも出来るようになってきました。
それでも未だにすぐに息が上がって気持ち悪くなってしまうので全てのプログラムに参加することはできませんが、とても充実したよい運動が出来ています。

そして何よりも、道場には有段者のママ達がいるのでママ先生を頼りに色々と教わってきました。

「昇段試験を受けるように」と道場の先生から言われたのは試験の約10日前のこと。

その日から受け身の特訓が始まりました。

道場の子供たちが簡単そうにやっている受け身ですが、とにかく中年の体には痛い!
すぐに唇が紫色になってしまうので子供達からは「フジキ」というあだ名を付けられてしまったほど。
それでも根気よく長い目で指導してくださるママ先生のおかげで、なんとか形になってきました。

そして昇段試験の日、緊張のあまり1時間ごとに起きてしまいほとんど眠れなかった前夜。大したことのない試験なのに、臆病な自分にうんざりしながらの当日。

しかし私を応援してくれるママ友たちのおかげで、楽しくその時間を終えることが出来ました。

後から撮ってもらったビデオをみると、みんなが温かい応援メッセージを残してくれたことが嬉しくて「まだ続けていこうかな」と希望を持ちました。

ですが、一番嫌がっていたのは長女☆

「なんでママみたいな老婆がヨタヨタしながらみんなの前に出なきゃならないんだよぉ~!あー嫌だ。自分の試合より緊張するし、恥ずかしくて嫌だ嫌だ!!!」と不機嫌でした。

私なりに気を遣い前日には白髪を染め、足のかかともクリームを塗ってケアしてきたのに、酷い言われように「スンマセンねぇ~」と苦笑いするしかありませんでしたが、終わると長女もホッとした様子でした。

運動することはとても清々しい!体力つけなきゃ!

頑張るぞ~!









私の病状について色々ご心配くださる方、病気を知りたい方、少し書いておきます。

昨年12月に「うつ病」と診断され『レクサプロ』というお薬を飲むようになりました。

毎晩1錠。

すぐに長年悩んできた痛みの症状は止まりました。

最初の数日間は気持ちが悪くて、もうやめたいと思っていましたがそれにも慣れてくると、今度は睡魔地獄との戦い。友人との約束もすっぽかし寝てばかりいました。それと、全てが煩わしくて面倒くさく感じていました。
そのせいで大切な事も忘れてしまったり、頭が働かず失敗ばかり繰り返してしまうので、自分を責めて落ち込む時期でもありました。立て続けに色々忘れて人に迷惑をかけ続けるので人も離れていきました。
表向きには「たくさん寝て元気になってきた」と言ってみるのですが、本当は「もう人として終わった。悲しい。悲しい」沈みこむことも。。。

ですが、最近になってやっと頭が働く感覚が戻ってきたように思います。無理にでも体を動かしていることも良かったのだと感じています。

私は日内変動のうつなので、時間で症状の変化がみられるので、私の場合は午前6時~9時半がキツい時間でした。そのかわり日中は絶好調。

私が家族にかけてきた不安は今でも残っているようで「ママがお腹痛くなりませんように。」と毎朝出がけに神棚に両手を合わせる次女。次女にはたくさん悲しい思いをさせてきたので、これからは元気になるからね!と心に誓うのです。

今も引き続き治療中です。絶対完治させます!

by 36kakatootosi | 2014-05-01 11:34 | 柔道